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2017年2月27日月曜日

何故えんぶりに感動するのか考えてみた。八戸えんぶりレポート2017

中居林えんぶり組 史跡根城えんぶり撮影会にて
えんぶりに感動する理由・・・
2017年の八戸えんぶりレポート第一弾です。
当ブログでは2013年から八戸えんぶりや南部地方えんぶりの記事を公開してきました。
これまで5年間の活動の中で、毎年えんぶり写真展を開かせていただくようにもなり、えんぶりは僕の写真活動の中で最も力を入れて取り組むもののひとつとなりました。

えんぶりは人々の豊かな表情や情緒にあふれた、感動的なお祭りです。
・・・最も、お祭りというより、儀式的な様相のある、八戸が最も感情豊かになるムーブメントといったほうがいいかもしれません。
えんぶり組や関係者として携わっている方々はもちろん、近年では多くの写真愛好家にも愛されるお祭りとなりました。
また、観衆の中には涙をする人や、一緒に声を出して笑ったり掛け声をかけたりする姿も見られます。
なぜ、えんぶりはこんなに魅力的で、感動的なのでしょうか。
今回の記事では、今年撮影した八戸えんぶりと南部地方えんぶりの写真の中から、僕なりの「感動する理由」を探っていきたいと思います。

儀式的で、表情豊か。
えんぶりはその年の豊年祈願のお祭り。
2月、凍てつく八戸。烏帽子をかぶった太夫達が儀式的な所作によって大地に祈りを摺りこみ、子供達の祝福芸でその場を盛り上げます。

中居林えんぶり組 長者山新羅神社の奉納に
きりっとした表情の太夫に神聖な空気を感じ、そして、祝福芸を懸命に披露するこどもたちに深い感動と関心を覚えます。


中居林えんぶり組 八戸市公会堂にて
(えんぶり組に同行させていただき、現地スタッフに撮影許可をいただいています)
それを見守るかのように誇らしげな表情で掛け声をあげる親方衆。
空気全体を包み込むえんぶり囃子。


中居林えんぶり組 門付け(かどつけ)の訪問先にて
観衆達は、それを温かい目で見守り、お囃子に合わせて手拍子をしたり、「よーよー」と一緒に声を上げたり、中には涙する人もいます。
キリッとした場面と、心温まる表情、そして一体感。
南部の人々の輝く姿が、このお祭りにはあります。

子供達の一生懸命な姿と、ふれあい
2歳、3歳というちびっ子から中学生・高校生のお兄さんお姉さんまで、えんぶりの祝福芸にはたくさんの子供達も参加します。
普段は可愛らしく遊びまわる子供達が真剣な表情で一生懸命に舞いを披露する姿には本当に心が打たれます。

内丸えんぶり組の「田植え」には太夫の他に子供達も参加します かがり火えんぶりにて

内丸えんぶり組 恵比寿舞 まつりんぐ広場の休憩中の一場面

そしてえんぶり装束に身をまとった子供達が休憩中に見せる豊かな表情。
一緒に遊んだり、おしゃべりをしたりお菓子を食べたりと、楽しんでいる様子は普段とは違った可愛さがあり、より一層彼らに愛着がわきます。
時々ふざけすぎて「こらー!」と親方に怒られるときもありますが、そこも可愛らしいところ。
福田上えんぶり組の子供達 南部地方えんぶりにて
子供達と仲良くなると「写真を撮ろうよ!」と誘ってくれたりするときもあり、こういったふれあいもえんぶりの感動をより一層印象的なものにしてくれます。

横町えんぶり組の女の子達 陸奥湊駅前の通りでの門付けにて
「ジャンプしているところを撮ろう!」と誘われたので、何度も挑戦してやっと成功!
一緒に遊んでくれてありがとう!
子供達の成長を感じる
何年も一つのえんぶり組を見ていると、えんぶりの時期が来るたびに彼らの姿を目にしては「大きくなったな」「去年より上手だな」なんて感じたりして、より一層愛着がわき、自分の子供や孫を観ているかのような感覚になることもあります。

2013年(たぶん)

2015年
僕はまだ5年間しかえんぶりを見ていませんが、たった5年の間にもえんぶりは変化し続けています。
ペンギンのようにぺったんぺったんと歩いて回る可愛らしい子が、年々大きくなり、立派な表情に変わっていく・・・。

祝福芸をやっていた子供が烏帽子をかぶった姿を見ると、なんとも言えない感動に包まれるものです。

2017年
こうやって子供達の成長が感じられるのも、えんぶりの感動の一つ。
中居林えんぶり組のこの男の子も、本当に大きくなりました。
将来きっと立派な藤九郎(太夫)になることでしょう。
陰ながら、一人のファンとして応援しています。

太夫のキリッとした表情や、子供達の可愛らしい姿、お囃子、そして子供達の成長・・・。
こうやって、人々の生き生きとした表情が見られることが、えんぶりの良さだと思います。

「家族」とは少しちがう、
例えようのない一体感。
ではなぜ、えんぶり組の人たちはこんなにも生き生きとした表情を見せてくれるのでしょうか。
それは、地域愛や誇りにあるのではないかと思います
「えんぶり」という風習を守り、伝えていくために、大人達は愛情を持って子供達に指導をし、子供達と一緒になって「えんぶり」に対する愛を育んでいきます。

中居林えんぶり組 2017年の打ち上げ「御祝儀」にて 一緒になって歌っている場面

毎年2月17日から20日まで行われる八戸えんぶりの本番では、その思いが観衆に向けて放たれ、私たちはその思いを受け取ることで心打たれるのだと思います。
この風習を守っている組が、八戸えんぶりだけでなんと32組もある。そしてそれが800年続いてきた。
南部地方では、数え切れない人たちが今日もえんぶりを愛し、育んでいます。


子供達がSNSだスマホだNintendo 3DSだと言っている時代に、「えんぶり」は「えんぶり」のままで変わらずに八戸の大地に根付いている・・・。
地域の大人たちの愛情を浴びて、子供達は成長していきます。
この不思議な一体感が、えんぶりの感動を作り上げていると言っても間違いないと思います。

「えんぶり」それは、未来への思い。
えんぶりは豊年祈願のお祭り。
雪の舞う八戸でこんなに多くの人々が「今年は豊年満作だ」とおめでたい口上をひっきりなしに言いながら、誇らしげに舞いを披露する・・・。

内丸えんぶり組

その姿を見た観衆は、拍手を送り、笑顔になったり、感動のあまり涙したりする。
子供達は愛らしく、太夫達はカッコよく、親方衆は誇り高く。

内丸えんぶり組
そしてそれを包み込むのように、お囃子が鳴り響く。

 中居林えんぶり組
八戸の大地には、えんぶりによって春がやってくると言われています。
まだまだ寒い八戸ではありますが、えんぶりは、それを見ている人の心に春を呼び込んでくれるような気がします。
八戸えんぶりでは、この「心に春が来たかのような暖かい感動」が4日間にも渡って繰り広げられます。
えんぶり組の人たちと観衆との間に生まれる暖かい感動と一体感が、心を暖かくし、そして八戸の大地に春を呼び込んでくるのだと思います。

中居林えんぶり組 カネイリ番長店での門付けにて

地域を思い、一緒に盛り上がる年に一度のムーブメント。
それが、えんぶりの真の姿なのではないかと感じた、2017年の八戸えんぶりでした。


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