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2015年7月31日金曜日

おらほの自慢の山車が完成!八戸三社大祭、いざ、出陣!

青森県最大の神事が、いよいよ幕を開けます。
当ブログはこの夏、八戸三社大祭で最も歴史のある山車組「鍛冶町附祭若者連」に何度か足を運びました。
山車作りの体験や、お囃子練習の見学、山車組の皆さんの”えふりこぎエピソード(山車作りに隠された想い)”を通して、祭りにかける情熱を強く感じ、深く感銘を受けたのであります。

三社大祭前夜祭を目前に控えた7月30日、鍛冶町では山車の微調整がようやく終わり、山車が完成!
夜10時頃から山車完成を祝う打ち上げが行われていました。

観光関係者は八戸三社大祭を「日本一の山車祭り」といいますが、何を以って「日本一」と称しているのか、考えされられる経験でした。


山車を作る理由は、はっきり言って「えふりこぎ」
「えふりこぎ」は青森県南地方の方言。標準語でいうと「かっこつけること/良いふりをすること」でしょうか。
鍛冶町附祭若者連の山車製作責任者 下崎さんは「山車作りははっきり言ってえふりこぎ」と言いました。
八戸三社大祭には27の山車組が参加し、8月1日の「お通り」の運行で山車の審査会が行われます。
賞を獲るなんて二の次三の次、山車組の人々は、特に山車組の親方は「今年も良い山車を作ろう」という想いのもとに山車を作ります。
その想いの映し出しが、まさに八戸三社大祭で披露する「山車」そのものです。
7月31日午後6時、八戸市中心街に集まった27の山車が、狼煙とともに一斉にお囃子演奏を始め、一斉に大きく開きます。
この瞬間、おそらく山車組の皆さんの体全体に「電撃」にも似た感覚が走るのではないでしょうか。



昔は山車の前で寝た。
山車小屋の向こうに、朝日を見た。
八戸三社大祭の山車は、すべて一般市民が作ります。
そしてすべての山車は、驚くことに、毎年新しいものに作り変えられています。
観光客の人達にそのことを伝えると、大抵驚きます。
27台、すべての山車が毎年作りかえられているのです。

今年の鍛冶町の山車づくりは、昨年10月から始まりました。
ことしは山車の台車部分を大きく作りかえたためいつもより長くかかったそうです。
人数が少ない状況の中、寒い冬を乗り越え、ゴールデンウィークも我慢して、夏は熱気ムンムンの山車小屋で・・・なんと10ヶ月間も山車づくりを続けてきたことになります。


その昔は、山車を作ったまま眠りにつき、翌日の朝、山車小屋の向こうに朝日を見たこともあったと言います。
その情熱が、八戸三社大祭の附祭の姿です。

苦しいし、バカ臭いし、頭にくる。
山車作るには、老いも若きも、女も男も、垣根なく関わります。
他町内の人であっても熱意があれば積極的に組に受け入れ、仲間の輪が広がっています。
山車づくりは長年一緒にやってきた仲間との阿吽の呼吸の中で行われますが、
やはり三社大祭が近づいてくると山車小屋の空気はピリピリしてきます。
鍛冶町の山車組のある人は、「正直山車づくりは苦しいし、何のためにやってんだかバカバカしいし、仲間に対して頭にくることもある」といいます。
それでもなぜ山車と作り続けるのでしょうか。

それは、山車組の人にしかわからないのだと思います。
でも、山車を完成させた瞬間の組の人達の姿を見ると、山車を作り続ける理由がなんとなくわかる気がします。

伝統を伝えたい。
やっぱりおらほの山車組が一番。
八戸三社大祭は、三つの神社による神事。
「神事」の観点から言うと、おがみ神社のお神輿が長者山新羅神社に渡って、中日の例祭を経て、新羅神社からおがみ神社に神輿が還ればよいのですが、
おがみ神社、新羅神社、神明宮の三つの神社の氏子たちはこれに「附祭」として参加し、290年にわたってこの祭りを守り続けてきました。


その最前線にあるのが、現代を生きる山車組の人達の姿です。
脈々と受け継いできた祭り。これを絶やさず、見る人を楽しませ、そして伝えていこう。
山車組の関わる人一人一人が、気高い思いを胸に山車を作り、お囃子を指導し、次代に繋いでいます。


そして子供達は、そんな大人達の思いを知ってか知らずか、厳しいお囃子練習に毎日足を運びます。


こうして290年受け継がれてきたのが、
青森県最大の神事「八戸三社大祭」の附祭
・・・と、当ブログでは解釈しています。

おらほの山車ば見でけんだ。
(私たちの町内会の山車を、どうぞご覧ください)
八戸三社大祭に参加する27組の山車は、大きく豪華な組もあれば、昔ながらの伝統を守る組、小さくても良い山車を作ろうという組もあります。
観光関係団体の「日本一の山車祭り」と称して全国に売り出そう!という姿勢は、僕も賛成します。
では、大きな山車と小さな山車、昔ながらの山車・・・どれが「日本一」なのでしょうか。


果たして、大きくて豪華な山車こそが「日本一の山車」なのでしょうか。
豪華絢爛で美しい山車を「日本一」というのでしょうか。


当ブログはこの夏、鍛冶町附祭若者連の人々の思いに触れました。

そこで感じたことは、山車に関わる人々の思いや、山車作りを通して汗を流す姿、子供達にこの祭りを受け継いでいく姿、老いも若きも男も女も交わって手をつなぎ、一つの祭りを作り上げる姿こそが「日本一」なのだということです。

企画展開催中です!是非ご来場ください。
はっち特派員三社大祭パネル展
「おらほの山車ば見でけんだ〜市民が作る八戸三社大祭〜」
期間 7月29日(水)~8月5日(水)
時間 9:00~21:00
場所 ギャラリー3


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